トルコ語とは?トルコ以外でも話される?言語の特徴や歴史を解説


トルコ語と言えば、トルコのみで話されているイメージがありますが、実は他の国でも話されています。

トルコ語の歴史は13世紀にまで遡るなど、興味深い歴史もあります。この記事では、トルコ語が話される国やトルコ語の歴史、また特徴などを詳しく解説します。

トルコ語とは?

トルコ語は、トルコ、北キプロス、キプロスで公用語とされている言語で、その他にもギリシャやイラクなど多くの地域で話されています。トルコ語を母国語として話す人はおよそ8,400万人、総話者は9,000万人にも及びます。

その中でもトルコ語の話者が最も多いとされている国はトルコで、国民のほとんどがトルコ語の話者です。また、トルコ語はチュルク語族という語族に属しています。

トルコ語の歴史

トルコ語の歴史は、1299年に建国されたオスマン帝国まで遡ります。当時、使用されていた言語「オスマン語」が始まりと言われています。

オスマン語は、アラビア文字を使用し、またアラビア語やペルシア語をそのまま用いた単語が多いという特徴がありました。1923年にトルコ共和国が成立すると、アタチュルクはオスマン語の再編成を始めました。

アラビア文字表記からラテン文字表記にし、アラビア語やペルシア語から使われている単語も改革するなどして、現在のトルコ語が完成したのです。

トルコ語の特徴は?

トルコ語は、主にラテン文字から成り立っており、文字は29文字から構成されています。トルコ語は日本語と似ていると言われています。

ここではトルコ語の特徴をご紹介します。

日本語と似ている?

トルコ語は、日本語と同じ言語グループである「アルタイ・グループ」に属しています。語順も似ていることから、日本人にとって英語などを学習するよりも習得がしやすいと言われています。

例えば日本語で「私は明日学校に行きます。」という文の構成は「主語+目的語+動詞」となっています。同じ意味の文をそれぞれ英語、トルコ語にすると以下になります。

英語:I am going to school tomorrow.(主語+動詞+目的語)

トルコ語:Ben yarın okula gideceğim.(主語+目的語+動詞)

  • Ben (代名詞) – 私
  • yarın (副詞) – 明日
  • okula (前置詞) – 学校へ
  • gideceğim (動詞) – 行く

上記のように、トルコ語は日本語と語順が同じであるため、単語をトルコ語に置き換えれば文が完成します。

日本語と異なる点

日本語と語順が近いトルコ語ですが、日本語と異なる点もあります。それは「主語を明確にする」という点です。

日本は、島国であることから単一民族国家に近いため日本語は「ハイコンテクスト」な言語と言われています。ハイコンテクストとは、人々の間で共通の認識や文化があるため、行間を読むことで意味を読み取るコミュニケーションです。そのため、日本語では「私は」という主語は省略することが多いです。

一方、トルコ語では日本語のように主語を省略するのではなく、誰がその動作をするのか主語を明確に述べる必要があります。

トルコで英語は通じる?

トルコの首都であるアンカラや、観光地として有名なイスタンブールなどでは、観光客が多いことから英語が通じることも多いです。観光地に旅行で行く際は、英語で最低限の意思疎通は取れるでしょう。

一方で、ビジネスシーンなどでトルコを訪れる際は、英語ではなくトルコ語が話せるプロの通訳者に任せるのが安心です。

覚えておくと便利なフレーズ

トルコ語で覚えておくと便利なあいさつは以下です。

  • Merhaba – こんにちは
  • Günaydın – おはようございます
  • İyi günler – こんにちは、良い一日を
  • İyi akşamlar – こんばんは
  • Nasılsınız? – お元気ですか?
  • Teşekkür ederim – ありがとう
  • Rica ederim – どういたしまして
  • Evet – はい
  • Hayır – いいえ
  • Lütfen – お願いします
  • Hoş geldiniz – ようこそ
  • Hoş bulduk – お邪魔しました、嬉しいです

【まとめ】トルコ語の歴史は奥が深い!日本語とは異なる部分も多く、ビジネスシーンではプロに任せるのが安心

トルコ語は、トルコ、北キプロス、キプロスで公用語とされている言語で、その他にもギリシャやイラクなど多くの地域で話されています。語順も似ていることから、日本人にとって英語などを学習するよりも習得がしやすいと言われています。

一方で、日本語とは異なる部分も多く、トラブルが発生しやすいビジネスシーンではプロに任せるのが安心です。トルコ語の翻訳・通訳なら、経験豊富なアーキ・ヴォイスがおすすめです。

翻訳では、日本語とトルコ語間だけでなく、英語とトルコ語間の翻訳実績もございます。

[日本語-トルコ語]

・食品メーカーの用語集
・公的機関の研修資料
・公的機関の観光地パンフレット
・物流サービス会社の契約書 等

[英語-トルコ語]

・自動車部品メーカーの社内文書
・ITコンサルタント会社のクライアント向け資料
・金属製品メーカーの秘密保持契約書 等

翻訳では、該当する分野に最適な翻訳者を選定し、高品質なトルコ語サービスを提供します。

トルコ語の通訳の実績は以下の通りです。

・総合電機メーカーが商談を行う際の現地通訳:イズミル、マニサ
・映像関連会社がトルコ現地を視察する際の現地通訳:イスタンブール
・メーカーが商談を行う際の現地通訳:イスタンブール
・食品メーカーの工場視察のトルコ語通訳:東京近郊
・自動車部品メーカーのトルコ企業との打ち合わせ通訳:静岡県
・業界団体のトルコ語スピーチの吹き込み・録音:東京都内
・調査会社のトルコ人インタビュー通訳:東京都内 等

また、トルコ語の通訳では、お客様のニーズに応じトルコ企業との商談、打合せ、工場視察、品質監査の立ち合い等のビジネスシーンに、最適で経験豊富な翻訳者を現地に手配することも可能です。
トルコ語の翻訳・通訳については、ぜひアーキ・ヴォイスに一度ご相談ください。


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