日本にいる外国人の数、どの国籍が一番多い?

アーキ・ヴォイス翻訳コーディネーターです。

さて先週のメールから、反響をいくつかいただきました。
二つ、取り上げたいと思います。

ひとつは、東京に住む外国人の多さについて。
そしてもうひとつは、弊社において東南アジア言語
の翻訳が増えていることへの驚き、です。

そこで今回は一つ目を掘り下げて、
日本に定住する外国人のことを調べてみます。
(来週は、もう一つの方向性、弊社の東南アジア言語の
 取扱比率を取り上げたいと思います)

・・

先週取り上げたように、東京に住む外国人の数は約42万人でした。

ではいったい、日本全体ではどのくらいの外国人がいるのでしょうか?

総務省統計局「在留外国人統計統計表」を見てみると、
日本にいる外国人は、

計 247万6,103 人(2014年12月末)

ということがわかります。

計算してみると、日本にいる定住する外国人は、
16.9%が東京に住んでいるということになります。
(もう少し多いかと思いましたが・・・)

では、どこの国の人が多いのでしょうか?

先の「在留外国人統計統計表」をもとに、パーセンテージを
割り出してみました。

1位 中国   29.7%( 73万4,506人)
2位 韓国・朝鮮  21.9%( 54万2,635人)
3位 フィリピン  9.5%( 23万5,695人)
4位 ブラジル  7.2%( 17万7,704人)
5位 ベトナム  4.1%( 10万2,210人)

6位 台湾  3.4%( 8万4,594人)
7位 米国  3.2%( 7万9,726人)
8位 タイ  2.9%( 7万2,836人)
9位 ペルー  1.9%( 4万8,228人)
10位 ネパール  1.7%( 4万2,963人)

11位 インドネシア 1.7%( 4万2,869人)
12位 オーストラリア1.3%( 3万1,393人)
13位 インド   1.1%( 2万6,082人)
14位 英国   0.9%( 2万2,649人)
15位 マレーシア   0.7%( 1万6,571人)

16位 フランス   0.6%( 1万5,259人)
17位 カナダ   0.6%( 1万5,243人)
18位 パキスタン   0.5%( 1万2,204人)
19位 スリランカ   0.5%( 1万1,458人)
20位 シンガポール 0.4%( 1万0,890人)

上位20カ国以外=約180カ国 6.1%(15万0,388人)

総数 247万6,103人

1位と2位は感覚的にもよくわかります。
中国の方と韓国の方で全体の40%を越えるんですね。
意外だったのは、3位と5位。
フィリピンが3位というのが意外でした。
ベトナムの方もかなり増えてきています。
(これは入国管理局の資料を見ると、中国についで
 ベトナムの方が多いということから理解できます)

比率でみると、ちょっとした驚きがあります。
日本に住む外国人の数は今後も増えていくのでしょうね。

さて来週はいただいた反響のもう一つ、
弊社の東南アジア言語の取扱比率について取り上げます。