お客様が求めるのは翻訳物ではなく、結果。

こんにちは。
アーキ・ヴォイス翻訳コーディネーターのオーです。

本日もスタッフ間での事例共有会にて、
お客様から寄せられる質問や要望に関し、
上長が共有した内容をお伝えしたいと思います。

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■■お客様が求めるのは翻訳物ではなく、結果■■

日頃から翻訳の問い合わせが入った場合、
お客様から「翻訳物の使用用途」を確認するよう
伝えています。

この際注意して欲しいのは、
お客さまが翻訳を依頼するのは翻訳物が欲しいわけではなく
翻訳物がもたらす成果、結果を求めているから、ということです。

少し説明します。

私たちはたとえば、TOEICが990点の翻訳者であっても、
専門性が違えば素人同然の翻訳をすることを知っています。

契約書翻訳のエキスパートであっても、
医療機器翻訳のエキスパートであるとは限らないわけです。

ですから、お客様に対して翻訳物の使用用途を確認し、
その専門性を有する者に翻訳を担当させないとリスクが
あるかどうかを判断します。

しかしこれは、私たち翻訳する側の都合であり、
お客様には関係のないことです。

お客様が求めるのは翻訳物ではなく、
翻訳物がもたらす結果です。

商談に使うのなら、商談がうまくまとまるかどうか。
社内プレゼンに使うなら、その後稟議が通るかどうか。

この結果を求めるからこそ、私たちに翻訳を依頼されるわけです。

だからこそ、翻訳物の使用用途をヒアリングするということを
決して忘れないでください。

お客様の求める結果を約束するために、翻訳物の使用用途を聞き、
結果を約束できる翻訳体制をつくる。

決して、逆ではありません。私たちの翻訳体制のために、
お客様から使用用途を聞くわけではないのです。

忙しくなると忘れがちなことですから、
くれぐれも目的を忘れずに。そして、

これを意識してお客様と電話やメール、もちろん対面にて
コミュニケーションをするようにしましょう。

(以上、ミーティング内容より)
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使用用途を伺う際、どうしても私たちの都合で
話をしていまいがちな時もあるのですが・・・

お客様に結果を約束するため、と常に忘れることなく
コミュニケーションを取らせてもらえればと思います。