中国式白タクが問題に・・・

アーキ・ヴォイスのコーディネーターです。
東京は本当に寒くなりました。

昨日の朝は都心で、
最低気温9.9度と
11月上旬の寒さとのこと。
10度を下回るのは
31年ぶりだそうです。
さらに今日は昨日よりも
平均気温が寒いそうなので、
ご注意ください。

さて今週、外国人観光客が
日本に落とす金額が過去最高に
なったと発表されました。

 「 訪日客消費3兆円突破 」
  https://www.nikkei.com/article/DGXMZO22394600Y7A011C1EE8000/

上記記事によると、
観光庁の18日発表で、
今年1~9月期の訪日客消費額が
3兆2761億円となり、
昨年同時期と比べて
15%増加したそうです。
この期間で3兆円を
超えたのは初めてで、
アジアからの訪日客が
消費を牽引しているとのこと。

このように、
アジアからの観光客が増加し、
日本に落とす金額が最高額に達する中、
最近話題になっているのは、
中国式白タクの問題です。

今回はこのことを取り上げて
みたいと思います。
興味のない方はスルーしていただければ。。。

・・・

■ 中国式白タクについて ■

数年前から
問題になっていましたが、
最近、中国の白タクが
問題になっています。

□ 中国式白タクとは

この中国式白タク、
中国人観光客が
日本に到着した際、
成田空港や関西国際空港で
在日中国人が待ち受けて、
自家用車で送迎してくれる
というもの。

ちなみに、白タクとは、
タクシー事業の許可を
受けていないナンバープレート
(緑ではなく白)をつけているため、
白タクと言われます。

中国人観光客の立場で言えば、
成田空港から普通のタクシーを使うと
都内へは16000円程度かかるのに比べ、
白タクだと半額程度の金額で送迎して
くれ、中国語でガイドもしてくれるため、
とても便利なサービスと言えます。

おまけに中国にいながら
送迎の手配から支払いまで
スマートフォンで完結するため、
人気が高いようです。

中国では、「皇包車」「唐人接」
「易途8」など、さまざまな
サービスが乱立しているようですが、
日本では特に、「皇包車」が
利用されているようです。

 「 皇包車 」
 https://www.huangbaoche.com/app/city.html?cityId=217

(上記、皇包車のサイトにジャンプします。
 画面は東京で対応してくれるガイドの一覧)

上記を見ると、本日時点で、
東京の登録者は1928人、
大阪は1361人が登録されています。

訪日する中国人観光客が
団体旅行から個人旅行に
シフトしていく中で、
こうした中国式白タクは
増加の一途をたどっていると言えます。

□ 中国式白タク、その問題点は・・・

中国国内に関しては、
滴滴出行やウーバーといった
ライドシェアは昨年2016年11月から
合法となりました。

他方、日本では現時点、
ライドシェアは解禁されていません。
そのため、問題は以下、
4点あるかと思います。

1.道路運送法違反

まず、白タクとしては
道路運送法違反にあたる
可能性があります。
許可なくタクシー事業を行うと、
3年以下の懲役もしくは
300万円以下の罰金等が課せられます。

2.通訳案内士法に抵触

また、運転手が通訳しながら
ガイドも行う場合、
現時点では通訳案内士法に
触れてしまいます。

(法改正が閣議決定されているので、
 法改正後は大丈夫かもしれませんが・・・)

3.事故時の対応、保険など

加えて、送迎中に事故などを
起こした場合の対応がどうなるのか、
という責任の所在、保険なども
問題になりそうです。

4.課税がなされない

最後に、冒頭の話につながりますが、
こうしたサービスを利用した場合、
売上は日本国内のものになりません。
従って日本では課税されないことになります。

□ 中国式白タクは摘発できるのか

以上、問題点を考えると、
一番大きいのは道路運送法
違反かと思います。

今年6月には沖縄県警が
中国式白タクを道路運送法
違反容疑で逮捕しています。

これは稀なケースで、
こうしたサービスは
アプリ上で決済が完結しているため、
日本に来ても現金の授受がないため、
運転手が現場で職務質問をされても、
「友人を乗せている」と言えば、
それ以上の確認ができなくなってしまいます。

こうしたシェアリングサービスは、
民泊と並び、実態がつかみにくい
ものの一つとなってきています。

冒頭で、訪日客消費が3兆円を
突破したことを紹介しましたが、
実態はもっと大きな金額ではと
個人的に考えています。

追記

今回、下記の記事を参考にしました。

 「日本各地で暗躍する中国版白タク「皇包車」の実態」
  http://wedge.ismedia.jp/articles/-/10613

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