偽ニュースのビジネス

アーキ・ヴォイスのコーディネーターです。

フェイスブックが偽ニュースの問題で
やり玉にあがっているようです。

今回の大統領選も、
偽ニュースがフェイスブック上で
拡散されたことから、
トランプ勝利に動いたのだとか。

この問題は、一昨日の日経新聞でも
取り上げられていましたが、
生々しい記事をBuzzFeedで見つけたので、
ご紹介したいと思います。

「捏造記事が民主主義を壊すとき」

 https://www.buzzfeed.com/sakimizoroki/fake-news-on-sns-and-democracy?utm_term=.meMVMONKLZ#.siVpGgk920
 (BuzzFeedの記事にジャンプします)

上記によると、
フェイスブックで偽ニュースを流していたのは、
ギリシャの隣、旧ユーゴスラビアの
マケドニアの若者たちだったそうです。

ここは200万人の小国で、
お金儲けのために
140以上のアメリカの政治サイトが
立ち上げられたのだとか。。

トランプに関する偽ニュースを流すと、
「いいね」をたくさん獲得できて
(48万のリアクションがあるとか)、
偽ニュースから独自のサイトに誘導すると、
日本円にして33万円ほど、
広告費で稼げるそうです。

偽ニュースの方が、
ニュースよりも
読まれていて影響力があるという
驚きの状況。

たしかに日本でも何かスキャンダルが起こると、
「なぜ〇〇のスキャンダルは
 起こったのか?そのわけは?」
という誘導目的のサイトが乱立します。

オバマ大統領はこう言っているそうです。

「これまでは皆が拠りどころとできる事実の
 ベースラインがあった。
 しかしいまや、それは失われた」

(上記の発言自体が虚偽であれば困りますが・・・)

こうした一連の偽ニュースを
フェイスブックが拡大増幅しているとして、
問題となっているようです。

センセーショナルなタイトルのニュースが、
検索エンジンやフェイスブックで拡散増幅され、
結果的にマケドニアの若者にお金が入る、という・・・
なかなか驚きでした。

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