アメリカの混乱

アーキ・ヴォイスの
コーディネーターです。
今日の東京はとても暑く、
まるで夏のようです。

さて、今週から6月に入りました。
早くも2020年が折り返そうと
していることに気づき、
驚いています。はやいですね・・・
この3カ月は新型コロナで
自粛状態、単調な毎日だっためか、
記憶に残らずあっという間に
過ぎ去ってしまいました。

振り返ると去年の今頃は
大阪でG20が開催され、
関西では厳戒態勢が
敷かれていました。
隔世の感があります。
今や世界は米中衝突や
新型コロナウイルスによって
根本から変わってしまったかの
ように感じられます。

先週は中国の全人代で
香港への国家安全法制の
導入が決まったこと、
これを受けて米国が
中国に対して制裁を
示唆したことに触れました。

それから1週間。
香港のデモから一転、
今度はアメリカで激しい
デモが起きています
まるで内戦状態のような・・・

ことの発端は5月25日、
ミネソタ州で黒人の
ジョージ・フロイド氏が
白人警官に暴行を受け
死亡した事件にあります。
警官が被害者の首を膝で
押さえつける映像が拡散され、
全米の抗議活動につながりました。

抗議活動は次第にエスカレート、
略奪を行い暴徒化していき、
警察と衝突する事態にまで
発展しました。

事件から1週間がたった
5月31日には全米140の都市で
デモが起こり、首都をはじめ
40以上の都市で夜間外出
禁止令が出されました。

当初は人種問題だと
思っていたら、途中から
「アンティファ(反ファシズム)」
という左翼過激派集団が
略奪を扇動しているとされ
テロ組織と指定されました。

さらにトランプ大統領の
煽るようなTwitterによって、
アメリカでの分断が加速しています。
Twitterの中で軍の動員にも
触れたため、マティス前国防長官を
はじめ元軍高官からも大統領に対する
批判が相次ぐ事態になりました。

他方、白人至上主義者が
アンティファに偽装して
Twitterで扇動していることも
ニュースで明らかになりました。

新型コロナウイルスが
猛威を振るった結果、
格差が浮き彫りになり、
これまでの矛盾が一斉に
吹き出てきたかのようです。
根深い人種問題、
体制と過激派の争い、
共和党と民主党の争いなど・・・

さまざまなニュースが飛び交い、
偽装したり扇動したりと
現代は情報の時代なのだと
改めて思います。

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