翻訳者派遣と同一労働同一賃金その2

アーキ・ヴォイスの
コーディネーターです。
今日はとても寒くなりました。
早いもので今年も
残すところあと2週間。

先週は「同一労働同一賃金」
について取り上げましたが、
今週も少しだけ取り上げます。
(先週のブログで表現など、
 若干文章を変更しました)

さて、今週は弊社のお客様である
派遣先に挨拶に行きました。

目的は同一労働同一賃金に
ついて弊社の状況を説明する
ことだったのですが、
現場で何か要望があるかも
しれないと思い、お話を
伺いました。

行ってみると、
現場の担当者もみなさん
困惑していました。

先週もお話しましたが、
今回の同一労働同一賃金は、
正社員であれ、パート、
派遣社員であれ、同じ仕事を
するのであれば、賃金や待遇は
バランスのとれるものにしましょうね、
という趣旨のものです。

このバランスをとる際、
方法は二つあって、

一つは、
お客様のところで
同じ状況の仕事をしている人の
賃金を聞いてきて、派遣する
スタッフの賃金をバランスの
とれたものにするという方法。
(=派遣先均等・均衡方式)

もう一つは、
業種別統計による
平均的な給与を調べ、
そこに必要な手当や地域指数を
上乗せして、賃金を決定していく方法。
(=労使協定方式)

ここで注意すべきことは、
労使協定方式がダメだと
みなされた場合、自動的に、
派遣先均等・均衡方式に
変更しなければならない点です。

弊社としては現在、
労使協定方式をとるべく、
準備をすすめています。

ただ、来年の4月から
経過措置なしでこの制度が
導入されることを考えると、
一抹の不安が残ります。

年末までの2週間、引き続き、
お客様にはご説明をして
いきたいと思いますので、
「まだ連絡きてないよ」という
お客様につきましては、
申し訳ありません、
もうしばらくお待ちください。