さようなら平成、こんにちは令和

アーキ・ヴォイスの
コーディネーターです。
今週から新年度の4月です。
弊社は今月から15期に入ります。
これからも引き続きどうぞ、
よろしくお願いします。

さて、今週の月曜日、
4月1日に新元号が

「令和」

と発表されました。

「レイワ・・・」

口にするといまだに
違和感があります。
その内に慣れるのでしょうか。

歴史に出てくる「大化の改新」の
大化(1番目の元号)から数えて
今回が248番目の元号。

今回の元号は
万葉集に由来するそうで、
現在、万葉集自体が相当
売れているそうです。

今回の改元に関しては、
天皇の生前退位も憲政史上初めてであれば、
元号を日本の古典から採用するのも初めて、
という初めてづくし。

今月末で平成が終わり、
来月5月1日から令和元年。
一つの節目なんだと感じます。

ところで、今週は新元号の
話題でもちきりだった気がするのですが、
平成のときもこうだったかなと思い、
ちょっと平成元年を振り返ってみました。

30年前の平成元年、つまり1989年。
当時は携帯もなければ
インターネットもありません。
(iPhoneでさえ12年前はなかったので・・・)。
個人同士が携帯でやり取りするなんて
想像もつかなかったように思います。

さて、この1989年。
この年は1月7日までが昭和で、
1月8日から平成となっています。
Wikipediaで1989年を見てみると・・・

1989年4月に初めて、
消費税が3%で導入されました。
リクルート事件が起こり、
総理大臣が竹下登、宇野宗佑、
海部俊樹と1年の間で3人も交代します。

この年、流行語大賞の新語部門は
「セクシャル・ハラスメント」が金賞、
流行語部門には「オバタリアン」。

テレビではリゲインのCMが流れ、
(=「24時間たたかえますか」)
任天堂のゲームボーイや
ソニーのハンディカムが
発売されました。

この年に公開された映画は
『バック・トゥ・ザ・フューチャー2』で、
(30年後の2015年にタイムスリップする話)
街ではこんな曲が流れていました。

 ・美空ひばり「川の流れのように」

 ・プリンセス・プリンセス「Diamonds」

 ・長渕剛「とんぼ」

 ・Wink「淋しい熱帯魚」

 ・男闘呼組「TIME ZONE」

 ・ザ・タイマーズ「デイ・ドリーム・ビリーバー」

 ・B’z「BAD COMMUNICATION」

このように、
平成元年の1989年を振り返ると、
はるか昔のようにも、つい最近の
ことのようにも感じます。

いいか悪いかは別にして、
当時の日本はもっと
一体感があった気がします。
誰でも知っているCMがあったり、
歌があったり、映画があったり・・・
「一億総中流」という言葉が
普通に共有できた時代。

ところが
平成の間の30年間、
日本経済はひたすら坂を
転げ落ちるかのように、
沈んでいきました。

名目GDPは世界2位から3位へ、
さらに1人当たりGDPは2位から
25位へと転落(2017年のデータ)。

バブルの崩壊、
デフレの定着、
度重なる自然災害に、
ネットや携帯の発達による
個人の多様化。

来月からの令和は、
日本の人口動態などを考えると、
楽観できない要素ばかりですが、
良い時代になるといいなと思います。
無論、良い時代にするかどうかは
時代の参加者である私たちの肩に
かかってくるわけですが・・・

この次の改元の際、
令和元年である今年を
どのような年だったと
振り返るのでしょうか。