留学生の増加割合が多いのは・・・

アーキ・ヴォイスのコーディネーターです。
今週から新年度が始まり、
電車では、真新しいスーツを
着た社会人を見かけるようになりました。

さて、今朝も「留学生争奪戦」が
取り上げられていましたが、
今週火曜の『日本経済新聞』に、
日本における外国人留学生の
増加が取り上げられていました。

「日本への留学、3万人増」
(『日本経済新聞』、2017年4月3日、38面)

上記の記事によると、
日本学生支援機構の発表では、
2016年5月1日時点で日本の大学や
日本語学校に在籍する外国人留学生は
23万9287人だったとのこと。
前年同時期より3万人以上が増加したそうです。

(また出身国ではベトナムが
 著しい伸びを示しているとのこと)

気になって日本学生支援機構の
ホームページで内訳を確認してみました。

「 平成28年度
  外国人留学生在籍状況調査結果 」

 http://www.jasso.go.jp/about/statistics/intl_student_e/2016/index.html

 (日本学生支援機構の
  調査結果にジャンプします。)

上記を見ると、
外国人留学生23万9287人の
内訳は下記のようになっています。

(A)大学院     43,478人(2,082人増)

(B)大学(学部)  72,229人(4,757人増)

(C)短期大学     1,530人(116人増)

(D)高等専門学校    564人(45人増)

(E)専修学校    50,235人(11,581人増)

(F)準備教育課程  3,086人(479人増)

(G)日本語教育機関 68,165人(11,848人増)

上記で特に注目したのは、
前年度から1万人以上増加している
専門学校と日本語学校にいる
外国人留学生の数(E+G)。
この二つで留学生全体の
半分弱(49.5%)を占めています。

先の新聞記事を思い返すと、
「前年度から3万人以上」増加したと
ありましたが、大部分が専門学校と
日本語学校での話だということになります。

留学生の数として一番多いのは、
Bの大学にいる留学生ですが
(全体の30.1%)、
前年度からの増加率は
それほど高くないようです。

いずれ、増加率が高い
日本語学校と専門学校を改めて
取り上げてみたいと思います。