介護現場にも外国人受け入れの波

アーキ・ヴォイスのコーディネーターです。

一昨日の『日本経済新聞』に
介護現場に外国人労働者受け入れの
ことが取り上げられていました。

「 介護実習で在留資格
  外国人の長期就労促す 」

 http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS25H3L_V21C16A0MM8000/
 (日経の記事にジャンプします)

いよいよ介護現場にも
外国人労働者がやってきます。

背景にはあるのは、人手不足。
厚生労働省の推計によれば、
2025年には介護職員は
約38万人も不足するそうです。

ところで、この38万人、
数字だけだとピンとこないので、
どのくらい数なのか、
38万人の人口の都市を探してみました。

たとえば・・・

 ・長野県長野市(推計人口37万5,704人)

 ・大阪府豊中市(推計人口39万4,788人)

 ・愛知県岡崎市(推計人口38万2,846人)

 ・東京都品川区(推計人口39万1,428人)

こう見てくると、
38万人というのは、品川区や長野市の
人口と匹敵する数なんですね・・・

とすると、品川区の人口分、
外国人を連れてくることに
なるのでしょうか?

先に挙げた日経の記事によれば、
政府は介護現場での外国人労働者の
受け入れを段階的に拡大していく
のだそうです。

今月の25日の衆院本会議で可決された
出入国管理・難民認定法改正案で、
技能実習制度の対象職種に「介護」が
新たに追加されます。

(なお「技能実習制度」については
 以前、取り上げました。
 アジアなど海外から人材を招き、
 3年受け入れて母国に帰す制度のことで、
 現在は74職種133作業が認められてます)

今後は、外国の人が介護する、
というのが当たり前の世界に
なるのかもしれません。

 (介護施設ごと、東南アジアに移転させる
  というケースも耳にします。たとえば、
  タイなどでは、人が優しい上、老人を敬う
  仏教文化であるため、いいのだそうです)