シンガポールの状況


アーキ・ヴォイスのコーディネーターです。
今日の東京は真夏のような暑さ。
梅雨入りしているとは思えません。

いま、打ち合わせで銀座に
来ているのですが、鳩が日陰で
うずくまっているのを見ました。
暑さのためでしょうか。

さて、先月は「パナマ文書」と
タックスヘイブンを取り上げていたため、
以前翻訳をご発注いただいたお客様から
こんなメールをいただきました。

(以下、お客様に掲載許可を
 いただき、少し編集しています)

> お忙しくご活躍のことと存じます。
>
> 一昨日、シンガポール出張から戻りました。
> 相変わらず成長を続け、高層ビルの建設が
> 目に付く状況に、目を見張りました。
>
> 目下、シンガポールは人口を
> 700万人に増やす計画を進めており、
> MRT(地下鉄)の混雑などが起き始めて、
> 国民の不満が出始めていますね。
>
> 金融機関も埋め立て地に集約し、
> みずほ銀行を尋ねたら前のオフィスは
> もぬけの殻。
> 金融センターに隣接したASIA SQUAREに
> 移転しておりました。
> 同国はオイルマネーを呼び込んでいるとはいえ、
> これほど増えるオフィススペースを、
> どうやって埋めるのか、興味がわくところです。
>
> ご承知の通り、昨年あたりから、
> タックスヘイブン狙いの新会社設立と、
> 銀行口座の開設は、規制が厳しくなっています。
> 今回は特にこのことを実感しました。
> 非居住者の個人口座の開設は、基本的に
> 無理になっています。
> 金持ちが旅行でシンガポールに行って、
> 一日で会社を作って、小遣いを預けてきた
> 数年前の状況が、一変しています。
>
> 一次的なものかもしれませんが、
> 今後の動向が読めません。
> 世界的にマネーロンダリングの規制が
> 強まる中で、当然、シンガポールも歩調を
> 合わすことが求められています。

T様、ご連絡、ありがとうございました。
これまでも何度か、
シンガポールで会社設立をしたい
というお客様に、現地の会計士を
紹介したことがあります。
もちろん、節税目的ではなく、
現地で事業を行うための設立でした。

シンガポールでの会社設立や
銀行口座開設は容易だったと
記憶しているため、状況の変化を感じます。

(逆に大変だったのは、VISAを取ったり、
 アパートを借りたりすることでした)

貴重な情報、ありがとうございました。