翻訳原文の文字数をどう数えるか?

こんにちは。
アーキ・ヴォイス翻訳コーディネーターのオーです。

今回もスタッフ間での事例共有会にて、
お客様から寄せられる質問や要望に関し、
上長が共有した内容をお伝えしたいと思います。

お役に立てば、幸いです。
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■■翻訳原文の文字数をどう数えるか?■■

今日は少し変わった話題ですが、
お客様が誤解をしやすいので共有したいと思います。

翻訳原文の文字数をWORDファイルで数える場合、
カウント結果のどこを見ているか、思い出してみてください。

例えば、あるファイルをカウントした際、以下の結果が出ました。
これは【日本語原文】のカウント結果です。

・単語数:800
・文字数(スペースを含めない):1,000
・文字数(スペースを含める):1,200
・半角英数の単語数:100
・全角文字+半角カタカナの数:700

この時、弊社では基本的に「文字数」は見ません。
日本語原文の文字カウントでは「単語数」を見ます。

ですから、お客様にお見積書を作成する場合、
単語数の800を単価に掛け合わせるなどし、
お見積りを提出することになります。

なぜ単語数を見るのか?

それは、この「単語数」というのは
「全角文字数+半角英数の単語数」を表しているからです。

日本語を文字カウントする場合、字の通り「文字」をカウントするため、
「単語数」を見ることに違和感を感じるお客様もいらっしゃいますが、

「文字数」をカウントしてしまうと、
日本語ファイルに含まれた英数字まで「1文字ずつ」カウントされ、
通常よりも多めにカウントされてしまうため、
(例えばappleは1単語ですが、文字数では5文字になります。)

「単語数」を見ることにしているのです。

英語原文などの場合はもともと単語数を元に
お見積りを作成するため、問題はないのですが、

日本語原文の場合、どこを数えているのかをお客様に
伝えておかないと、違和感を感じられてしまうため、

どこをカウントしているのかを、
明確に説明できるようになっておいてください。

私たちの常識はお客さまにとっては非常識であること

これを踏まえ、お客様と接するように一層努力しましょう。

(以上、ミーティング内容より)
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社内では文字カウントといえば「単価数」を見るという
共通認識がありますが、

お客様にはそれを伝える機会がなかなかないこともあり、

時折、文字カウント結果について聞かれることがあります。

自分の知っていることを当たり前とせず、
お客様の立場にたってのコミュニケーションを
心がけていきたいと思います。