Archive for the ‘あるコーヒーショップから。’ Category

あるコーヒーショップから。2

水曜日, 2月 7th, 2007 Posted in あるコーヒーショップから。 | No Comments »

久しぶりにいくコーヒーショップは 相変わらず混んでいる。 思い思いに時間を過ごす人たち。 絶え間なくやってくる客のオーダーをとる ウェイトレス。 いつもと同じ光景のコーヒーショップ。 僕はサンドウィッチとアイスコーヒーを注文する。 生ハムとローストビーフが挟んであるサンドウィッチは まだ1回しか食べたことがない。 アイスコーヒーを注文した後、僕は右前、やや下にある シロップとミルクを取ろうと、手を伸ばす。 シロップはダイエット用、ミルクは2つ。 レジスターからやや右の方で、 サンドウィッチが出来上がるのを待つ。 僕の前で、下を向きながらマヨネーズをかける男性店員を 僕は眺めてみる。 馴れた手つき。 そういえば、1ヶ月前の彼の動きは どことなくぎこちなかったと思う。 「お待たせしました。」 の声と同時に差し出されるサンドウィッチ。 真ん中に切れ目が入り、その切れ目から見える 生ハムとローストビーフ、そしてレタス。 順序よく並んで挟まっているそれらの隙間に マヨネーズが瑞々しく光っている。 席を探す。ちょうど、一人がけの椅子が 左右に誰もいない状態で見つかった。 座る。 ストローを包む紙から丁寧にストローを出して、 アイスコーヒーにそっと入れる。 氷がカラカラと鳴った気がする。 少しだけ、コーヒーを飲んでから、 サンドウィッチを食べる。 レタスの歯ごたえがよく、シャンとしている。 目の前では二人の中年女性がしゃべっている。 左手の席では会社の上司と部下らしき男女がいて、 上司が携帯を手に表へ出て行った。 そのコーヒーショップでは日常的な光景だけれど 毎日同じ時に同じ動作を見ることが出来るわけでは ないだろう。 それはどんな会社でもどんな社会でも同じことだ。 僕はサンドウィッチに目を戻す。 サンドウィッチは僕の齧った部分がない。 ほんの少し、考えてから 僕は再びサンドウィッチを齧る。

あるコーヒーショップから。

月曜日, 11月 6th, 2006 Posted in あるコーヒーショップから。 | No Comments »

毎朝7時30分より開くこの店を、 僕は徹夜明けによく利用する。 お気に入りはアイスコーヒーと ベーグル。モッチリしたベーグルに 具が一杯挟まれていたりすると、 それだけで幸せな気分になる。 朝のコーヒーショップは、主に 年配のサラリーマンが通勤前に 立ち寄るようで、少々、年季が入った スーツと無難な色合いのネクタイで 店は埋まっていく。 他の人はと言うと、 夜の仕事を終えた男性や女性。 こちらは服装も鮮やかで、一目で ソレとわかるが、同時に疲れ果てている 雰囲気で、目を閉じても彼らとわかる。 ものの10分か15分の間に 出入りする人の数は相当なものだろう。 ついさっきまで隣でコーヒーにミルクを 2つとシロップをハンブン入れていたOLが 次に顔を上げた時には別の男性に変わっているのだから。 一日の始まりはこのコーヒーショップだと 意識する人がいるかどうかはわからないけれど、 間違いなく彼らの鼓動はここから響き始めているように、 僕には感じられる。 変哲のない日常の中で 絶え間なく繰り返される動き。 それらを包み込む空間。 僕は、コーヒーショップに興味を持った。